食事形態の種類や特徴について
2022/12/01
介護施設や病院では、患者様の症状や状態に合わせて食事の形態を変えています。
「むせやすい」「唾液の分泌量が減少してきた」と感じている方は、食事の形態を調整すると良いでしょう。
今回は、食事形態の種類や特徴について解説いたします。
食事形態の種類や特徴
食事形態の種類は多岐に渡るため、症状に合わせて選ぶことが大切です。
早速ですが、食事形態の種類ごとの特徴について見ていきましょう。
常食
常食とは、通常の食生活で食べている食事やそれに近い食事のことを指します。
軟飯・軟菜食
軟飯は並食のご飯よりも水の量が多く、軟らかいご飯のことです。
また軟菜食は並食より少し小さく切って、軟らかく煮たおかずのことを指します。
きざみ食
きざみ食は咀嚼が低下した方や歯がない方でも食べやすいように、5mm~1cmほどに刻んだ食事です。
ソフト食
ソフト食とは噛む力が弱くなった方のために、柔らかく調理した食事のことです。
見た目は常食とは変わりませんが、舌で押し潰せるくらいに柔らかいので飲みこみやすい特徴があります。
ミキサー食
ミキサー食とは、食事をミキサーにかけてペースト状にした食事です。
主に食欲・消化・吸収などには問題はなく、咀嚼機能や嚥下機能が低下した方に合わせて作られます。
流動食
流動食とは噛まなくても飲み込める、あるいは経管で投与できる食事です。
まとめ
食事形態には、健常人が通常の食生活で食べるような「常食」の他に「軟飯・軟菜食」「きざみ食」などさまざまな種類があります。
咀嚼機能や嚥下機能の低下によって常食を摂りにくい場合は、ソフト食や軟飯・軟菜食に調整してみましょう。
当店では、お客様の健康状態に合わせた食事のご相談にも対応しております。
やわらか食をご指定いただくことが可能ですので、気軽にご相談ください。