誤嚥の原因と防ぐ食事方法について
2023/02/05
「食事中によく咳き込む」「食べている時にたんが絡む」といった症状にお悩みではありませんか。
このような症状は、食べ物が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」が原因かもしれません。
この記事では、誤嚥の原因や誤嚥を防ぐための食事方法についてお話しいたします。
誤嚥
食物・唾液・胃液などが、食道ではなく誤って気管に入ってしまうことを「誤嚥」と言います。
原因
誤嚥は、乳幼児や高齢者・認知症の方に多く見られます。
誤嚥が起こる主な原因には「嚥下反射の遅れ」や「嚥下機能の低下」などが挙げられます。
食べ物を食道へ送り込む嚥下反射に障害が起こることで、誤嚥が生じやすくなります。 ・嚥下機能の低下
食べ物を口の中で噛み飲み込みやすくする嚥下機能が低下すると、食事中にむせやすくなります。 健康な人でも、食事中に誤嚥が起こることがあります。
その場合は、気管に入った食べ物などを排除しようと「咳き込む」「たんが絡む」などの防御反応が起こります。
頻繁に誤嚥が続くと嚥下障害を生じやすくなり「誤嚥性肺炎」「窒息」「低栄養」などの危険が高まるので、注意が必要です。
誤嚥を防ぐ食事方法
以下の方法を取り入れることで、食事中の誤嚥を防ぐことができるでしょう。
・食べ物にとろみをつける・口やのどに張り付きやすい食材は小さく切る
・誤嚥しにくい姿勢で食事をする(椅子に深く腰を掛け、顎を引いた姿勢)
・食事の前に水分を摂り、喉の通りを良くする
・一口で食べる量を少なめにして、時間をかけて食べる
など
まとめ
誤嚥は嚥下反射の遅れや嚥下機能の低下など、さまざまな障害が原因となって生じます。
食べやすい・飲みこみやすい調理方法の工夫や食事中の姿勢に気をつけて、誤嚥を未然に防いでいきたいですね。
当店では、お客様の身体の状態に応じて適したものをご提供しております。
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